クオーツ3連発

1発目はシチズン6031。前回、余裕と思ったけど、結構忘れていた・・・。

2発目はセイコー3421。学校のガラ置き場から拾ったやつ(笑)。
古いムーブなのでネジが多くて複雑だ。
最後にローターのホゾを折ってしまい、部品も無いので、THE END・・・。

3発目は、因縁のセイコー7N。
今回はケースに入っているものを分解掃除する。
先日やったETAに比べるとカレンダーまわりの構造がシンプルだ。
日付&曜日の機能は同じなので、ある意味7Nはすごい。

ETAクオーツ

ETAクオーツを分解掃除する。
まずはレディースモデルをやる。
相変わらず、オシドリ押さえとオシドリジャンパーに苦戦する。

次は金色のゴージャスなケースに入ったディオールの時計を分解掃除する。
この時計にはETAクォーツのメンズモデルが入っている。
当時は結構高価な時計だったのだろう。

スケルトン時計の製作-4

削りは完了したので、今日は面取りをする。
まず精密ヤスリで面取りし、続いて紙ヤスリで面を仕上げる。
最後に木の棒に青粉を塗って磨くと、ピカッと面が光る!

すべて面取りか完了した状態。前より良くなっただろうか?

続いてネジを青焼きする。
ネジにはメッキされているので、まずはそれを削る必要がある。
お玉の上にネジを乗せ、アルコールランプで熱すると、だんだん色が変わってくる。
早すぎると紫に、遅いと薄青になってしまうため、タイミングが難しい。
きれいな青になった。ネジの頭しか青くなっていないが、メッキを剥がしたのは頭だけなので。

次回はいよいよメッキだ。

研修旅行2日目

研修旅行の2日目。

朝5時に起きて温泉に入った。
そして、小雨が降っていたが、諏訪湖のまわりを少し散歩した。美しい湖である。

今日はセイコーエプソンの諏訪工場に行く。

エプソンと社名にあるため、パソコンかプリンタの工場と思いがちだが、歴史のある時計工場である。
ここではスプリングドライブなど、高級な時計を製造している。
1500万円のソヌリもここでつくっている。

受付には最新の時計が展示されていたり、巨大なスプリングドライブの模型があったりした。

会議室のような部屋に案内され、スプリングドライブのビデオを見る。勉強になった。

次にショールームのような部屋に移動し、歴史の説明を受ける。
歴史でポイントとなる時計は現物が展示されている。VFAやカウンター式クロノなど、お宝時計がざくざくあった。残念ながら写真撮影するのを忘れた。

セイコーは戦前からある時計メーカーだが、諏訪工場の歴史は戦後からはじまる。
スイスの模倣品から脱却し、すべて1から時計を設計したこと。
タンスの大きさであったクォーツ時計を、弁当箱サイズにし、さらに腕時計サイズにしたこと。
スイスの天文台コンクールで、上位を独占し、大会を中止に追い込んだこと。
キネテック、スプリングドライブを開発したこと。
これらは、すべて諏訪工場の歴史である。
これらの歴史はまさにセイコーの歴史であり、日本が世界に誇る歴史である。

続いてケースの研磨している現場を見学する。ここから写真撮影はNGである。
すべて手作業で研磨している。機械では決められた研磨は可能であるが、それがキレイであるかの判断できないとのこと。

次に、組み立て工場を見学する。
スプリングドライブの組み立てをしていた。こちらもすべて手作業。工員の席は、ゆったりとして快適そうであった。
ここでムーブ組み立てからケーシング、防水試験までやる。

途中、ソヌリが展示されているのを見た。ガラス越しで触れることはできなかったが、あこがれの時計を見ることができた。

ソヌリの隣にある時計も500万円位する時計。名前は忘れた(爆)。

次に、宝飾関連の製造現場を見る。ダイアを入れる穴の加工は全て手で加工している。前にテレビで見たスイスの高級時計と同じ手法である。

最初に入った部屋に戻り、ビデオを見ながら昼食を食べる。
最後に受付で記念撮影をして工場見学は終わり。

移動時間が長いのは辛かったが、とても充実した2日間であった。
このような機会を設けくださった学校の関係者の方々、そして忙しいところ案内していただいた、シチズン、セイコーの方々に感謝したい。

研修旅行1日目

9月15日、16日に時計学校の研修旅行で、長野県にあるシチズンとセイコーの工場見学に行ったのでレポートする。

8時45分、梅田より出発する。
バスは小さいながらも観光バスで、2つの席を1人で使うことができたため、なかなか快適である。
途中、恵那峡で昼食を食べる。内容はまぁまぁ。

14時に予定通り、シチズンの時計工場に到着する。
林檎の木に囲まれた美しい工場である。

最初に受付のところで記念撮影をする。

続いて、会議室のようなところに案内され、スライドを見ながら、会社の説明等を受ける。

部屋の中には小さいショールームがあり、最新の時計が展示されている。
カンパノラとかいう、時計が展示されていた。クォーツなのに50万円位するのはびっくりした。知らなかった(笑)。

いよいよ工場見学。(写真撮影はNGなので、ここから写真なし。)

まずはムーブメントの自動組み立てラインを見学する。
1秒に1個のペースで製造できるらしい。そんなに作って売れるのだろうか・・・(爆)。
ラインにある1つ1つの組み立てマシンは非常に小さい。卓上サイズといった感じである。
残念ながらガラス越しに見学しただけで、中に入ることはできなかった。、

次に、防護服を着て、組み立てラインを見学する。
工場に入る前に、風がブォーーと出る部屋でホコリを落とす。初めての経験で気分が盛り上がる。
ここでは、ムーブメントを手で組み立てている。
複雑なムーブや、特殊なムーブは手で組み立てるらしい。
細かいパーツを、正確に、しかも速く取り付ける作業は、かなりの集中力が要求されるだろう。

最初の部屋に戻り、質疑応答があったり、感想文を書いたりした。
全てのクォーツムーブは、自動組立機でバンバン作っていると思っていたが、1つ1つ手で組み立てている現場を見て、クォーツ時計の見方が少し変わったように思う。カンパノラ、今後真剣に見てみます(笑)。

シチズンの工場を出発し、続いて今日の宿泊先である、諏訪湖のほとりにあるホテルに向かう。

ホテルに到着した。なかなかキレイで豪華なホテルである。

温泉、特に露天風呂がすばらしかった。
料理もなかなか豪華であった。思わずビールを飲みすぎてしまった。

時計業界への就職について

時計関係で働きたいから、時計学校に通っているわけだが、リーマンショック以降、時計業界も例にもれず不景気が続いており、就職はきびいしのが現実である。

時計の販売、電池交換の仕事は探せはあるようだが、いわゆる時計修理の仕事は皆無である。特に関西はきびしいようだ。

去年卒業したK君、もといK助手先生(笑)は、関西の時計関係の会社に片っ端から電話したらしいが、人材を募集しているところは皆無であったとのこと。

学校を卒業したからといって、すぐに就職できるほど現実は甘くはない。
あまり言いたくないが、学校への入学を検討している方は、その現実を十分踏まえたうえで、進路を決めてほしい。

ただ、機械式時計のブームは今後も継続するであろうし、一番層の厚い団塊の世代の職人はどんどん引退するだろうし、需要はあるのは確実である。

で、私の進路だが・・・それはまたの機会に(笑)。

研修旅行

来週15日・16日は、お待ちかねの研修旅行がある。

一泊二日の旅行で、長野県にあるセイコーとシチズンの工場見学に行く。
いわゆる修学旅行のようなものだ。(笑)

生きて帰ってこれたら(笑)、また詳しくレポートしたいと思う。

テスト

今日は学科のテスト。
学生で言うところの中間テストみたいなものか。

結果は・・・惨敗(涙)。
いちおう、今までやった小テストは勉強していたが、それ以外の問題もたくさん出た。

テストの結果は、研修旅行の行きのバスの中で発表されるらしい。

テストは午前中で終わり、午後からは簡単な工具をつくったり、以前TV放送されたパテックの工場と博物館紹介のビデオを見た。