懐古趣味

機械式時計は、懐古趣味であると思う。
昔、乗馬は実用の手段であったのが自動車の登場で消えたが趣味として残っている。機械式時計もそれと同じである。
実用性を考えると機械式時計はクォーツに敵わない。
馬はお金がかかるし、道路を走れないが、機械式時計なら維持費はOH代くらいだし、普段使いできる。
そういう意味では、機械式時計はリーズナブルかつ実用的な懐古趣味である。

最近、シリコン製のヒゲゼンマイとか、機械式時計も進化しているみたいだが、微妙に方向がずれていると思う。
所詮は懐古趣味であり、どんなに頑張ってもクォーツに精度で勝てない。
スプリングドライブなんて、乗馬の馬に電動アシストを付けているみたいだ。

もっと懐古趣味を刺激する時計がたくさん出てきてほしい。

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