穴石の調整

いつものP7001を分解組立する。
今回は、意図的に輪列受けの穴石(赤いルビー)をずらしたものを調整する練習。

穴石部分にタガネを付け、カナヅチで叩くのだが、その力の加減がすごく難しい。
て言うか無理・・・(笑)。
少し叩くだけだと穴石は全然動かないし、少し力を加えると一気に移動する。

そこで、穴石調整器という道具を使ってみる。
これはポンス台にマイクロメータが付いたようなもので、移動量を調整して穴石を押し込むことができる。
これでやると簡単だった。

歯車には遊び(アガキという)が必要で、ピンセットで歯車を上下に動かすと、少し動く位が良い。
かと言ってアガキを大きくすると、歯車同士が干渉するので注意が必要だ。

アガキがほとんど無い状態でだとテンプの振りが弱くなる。
ほんと、少しのことで全然調子が違うのだ。

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