トゥールビヨンVer.0.2

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市販の時計のムーブメント(ユニタス6497)をトゥールビヨンに改造しました。 
トゥールビヨンVer0.1をいろいろ改良した結果、まともに動くモノになりました。 
キャリッジは両持ちに改め、キャリッジの同軸上にテンプのある、正統派トゥールビヨンです。 
尊敬するH.A.氏のブログやFBで作り方を学びました。設計や加工方法などH.A.氏をかなり参考にしています。 
テンプ、アンクル、ガンギなど主要な部品は、ユニタス6497を流用しています。 
時計の部品は10ミクロンの精度が要求されます。軸の入る穴は、CNC切削時には開けず、ジグに固定してアセンブリー後、上下穴を一発で開けています。 
製作期間は3ヶ月です。 
24時間以上、正確に動作します。 
タイムグラファーの測定結果もまずまず良好です。 

トゥールビヨンVer0.2のムーブメント。文字盤側にキャリッジが突出している。
組み立て中のキャリッジ。片手にピンセット、片手にカメラ・・・実は大変。
キャリッジ。ジュラルミンの板を削っている。
キャリッジ。
組み立て途中。
上からカバーをする。素材は洋銀。
仕上げると、それっぽく見える。
トゥールビヨンキャリッジを横から撮影したもの。テンプ、ガンギ、アンクルなどのクリアランスがギリギリ。いろいろギリギリなのがトゥールビヨンの難しいところ。
組み立て中のキャリッジ。
キャリッジが入る部分を丸くあける。これもCNCでやった。
「大阪から世界へ!」とか考えてないけど、大阪に住んでいるから「MADE IN OSAKA JAPAN」
タイムグラファーの様子。振り角が足りないが調整の限界。
筒かな、筒車は延長しています。
ペラルージュ加工