時計の針抜き

時計の針抜きは、2本の棒で抜くタイプと、はさんで抜くタイプの2種類がある。
針抜きは慎重に行わないと文字盤にキズがつく。
2本の棒の方が微妙な力加減ができるので、私は、はさむタイプをほとんど使わない。
さらに顕微鏡を使い慎重に作業している。
プロの職人でもはさむタイプを使っている人を見るが、大丈夫なのかなと思う。
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最も優れているデザインの時計

最も優れているデザインの時計を1つ挙げよと言われたら、オーデマピゲのロイヤルオークを挙げる。
ジェラルド・ジェンタのデザインだ。
スポーティでかつエレガントなデザイン、そして機能美がある。
しかし、最近のモデルは分厚すぎるし、オフショアなんかゴチャゴチャしているので好きになれない。初期のジャンボが最も美しいと思う。
2番目を挙げるなら手巻きデイトナかな。60年代の4桁ロレックスはどれも美しいデザインだ。
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オーデマ・ピゲのムーブメント

オーデマ・ピゲのムーブメントを集めている。10個くらいあると思う。理由は時計本体の価格が高すぎるので買えないのと、薄型でエレガントな金時計は私には分不相応だからだ。
相変わらずデカ厚ブームなので、薄型のオーデマ・ピゲは不人気だ。一方で金の価格は高騰しているので、不人気な時計のケースは金の材料となり、ムーブメントだけが放出されるといったことが起きている。
ムーブメント単体は、ヤフオクを探せば、2万円前後で落札できる。
ムーブメントはルクルトベースである。さすが定価100万円超えの時計だけあって、仕上げが美しい。
しかもジャイロマックステンプだ。
いつかこのムーブメントをベースに自作時計をつくりたいと思う。
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したーじゅさん

日本人の独立時計師として、菊野さんや浅岡さんが有名だが、またまたすごい人が現れた。
名前はしたーじゅさん。
CNCで全ての部品を削り出して製作している。ちなみに軸は時計旋盤で製作している。
ヒゲゼンマイまで自作したとは驚きである。
穴石等は使っていないが、これは全て自分で製作するという意地のように感じる。
時計を製作するのにお金がかかるのは過去の話である。
安価なCNCの登場、3D CADの機能向上、さらにインターネットの普及で、工具や材料が簡単に購入できる環境や、情報収集・コミュニケーションの環境が整った。
今こそ自分で時計をつくれる時代が来たのだ。
詳しくはこちら
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学科の過去問を入手

一級時計修理技能士を受けるにあたり、学科の過去問を入手した。
仕事をサボって(爆)、大阪市西区にある大阪府職業能力開発協会に行った。
受付で「時計1級の過去問が欲しいんですけど」と言ったら、やさしいお姉さんにがすぐに対応してくれた。
問題を入手するにはコピー料金が必要だが、お姉さんがコピーしてくれるのでその手間賃と思えば安い。
しかし効率悪いよね。ネットでダウンロードできるようにならないのだろうか。
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一級時計修理技能士

ついに一級時計修理技能士の資格を受験することにした。
既に組合に申込書と受験料を提出している。
受験料はなんと4万円。落ちたら悲惨だ・・・。
課題は7N43とセイコー5だと思う。
7N43は時計学校で死ぬほど組み立てた(笑)のですぐに思い出すと思う。卒業以降一度も触っていないが。
ファイブは分解したことが無いので練習せねば。
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ツゥールビヨンを修理した

ツゥールビヨンを修理した。
と言っても1000万円超えの時計ではなく、中華製のやつである。
ゼンマイをフルに巻いた状態で全く動かない。
顕微鏡で見ると、ガンギ車の軸に糸クズがグルグルにからまっている。これって製造時に入ったんじゃないの?
ツゥールビヨン部分のみ分解し、糸クズを完全に除去したところ、元気に動きだした。
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