トゥールビヨン vER.0.1

Posted on

市販の時計のムーブメント(ユニタス6497)をトゥールビヨンに改造しました。
片持ちのフライングトゥールビヨンで、キャリッジの軸は、外径4mmのボールベアリングを使用しています。
テンプ、アンクル、ガンギなど主要な部品は、ユニタス6497を流用しています。
完成までに1年くらいかかりました。そのほとんどの時間をCNCの精密加工のカイゼンに費やしました。
部品は、10ミクロンの精度が要求されます。
1回目ですので完成度は低いです。1時間くらいで止まります。

キャリッジはベアリングの片持ちで、ぐらつきがあり、動作が安定しなかった。でも、最初に動いたときは感動したね。
裏蓋側。元々テンプのあったところが丸見えで格好悪い。ベアリングはセイコー5の自動巻きローターのヤツを流用。
組み立て途中。既存ムーブの一部を丸く切り欠いてキャリッジを収めている。
失敗作の山。トゥールビヨンは簡単につくれません。
キャリッジの両面加工
穴あけ中。上下の穴は組み立てた状態であけるとズレない。
加工したキャリッジ。
CAD画面