GALLET

GATTETはビーナス、バルジュー、エクセルシオパーク、ランデロンなど、さまざまなエボッシュメーカーのムーブメントを採用している。初期モデルはビーナスが多く採用されている。
特にエクセルシオパークを採用している時計の評価が高く、エクセルシオパークと言えばGALLETと言っても過言ではない。
シンプルなデザインのものが多いが、デザインのバランスがすばらしい。
ほとんどデザインが同一のモデルであっても、バルジューを採用しているものと、エクセルシオパークを採用をしたものがあり、なぜ2種類もつくる必要があったのか理解に苦しむほどバリエーションが豊富である。

2レジスタ クロノグラフ

SS
cal. Excelsior Park4
スナップバックケース
ドライビングホイールに受けのある、耐久性を考えたムーブメント。この受けがあるのは、他にロンジン社製があるが、エクセルシオ・パーク社製の方が比較的安価に入手できる。また、リセットボタンが非常に軽いのが特徴である。

2レジスタ クロノグラフ

SS
cal. Excelsior Park4
スナップバックケース
上記モデルとほとんど同じであるが、文字盤のデザインが異なる。

2レジスタ オーバル型 クロノグラフ

SS
cal. Excelsior Park42
スナップバックケース
オーバル型(樽型)をした、珍しいムーブメント。当時、各クロノグラフムーブメントのメーカーは、小型化を目指したが、エクセルシオ・パーク社は、既存のCal.4の左右を切って小型化した。部品の共有化ができる、合理的なアイデアである。

2レジスタ クロノグラフ

SS
cal. Excelsior Park4
スクリューバックケース
エクセルシオ・パーク社は、基本的に、ムーブメント専門のメーカーであるが、自社ブランド名の時計も少数ながら存在する。

24時間ダイヤル 2レジスタ クロノグラフ

SS
cal. Excelsior Park4
スクリューバックケース
24時間ダイヤルのモデル。GALLETの24時間ダイヤルのモデルのムーブメントは、ほとんどがカム式のvaljoux社製であり、エクセルシオ・パーク社製は希少である。

フライングオフィサー

SS
cal. venus150
4つビス式防水ケース
文字盤の外周に各国の名称が書かれている。フライングオフィサーのムーブは、ほとんどがLanderonであるが、これはvenusを搭載している。venusを搭載したモデルの方が価値が高い。しかも4つビスケースとなるとなおさらである。しかし、この時計はコンディションが良い。文字盤はもちろん、ケースもピカピカでエッジが立っている。

2レジスタ クロノグラフ

SS
cal. venus150
スナップバックケース
シンプルなクロノグラフ。残念ながらムーブメントのコンディションが良くない。ムーブメントの見た目が汚い時計は、精度が出なく、トラブルが多いため、お勧めできない。スナップバックケースで、文字盤が均一に焼けていない場合は、要注意である。

2レジスタ ベビー クロノグラフ

SS
cal.Valjoux69
スナップバックケース
世界最小クロノグラフムーブの1つであるValjoux69を搭載した、ベビークロノグラフである。右側のムーブは一般的なValjoux23であるが、見比べると小ささが分かる。当時、このようなムーブを開発できた代表的なメーカはValjouxとUniversalの2社だけである。厳密に言うと、GenèveSportsとAngelusも小型のクロノグラフムーブを開発していたが、これらは超レアである。

2レジスタ 4つビス式防水ケース クロノグラフ

SS
cal. venus150
4つビス式防水ケース
裏蓋を4つのビスで留める防水ケースをもったモデル。裏蓋は、洗面器のような形状をしており、汗からムーブを守ることができる。すぐにスクリューバックが主流になったため、珍しいケースである。

2レジスタ クロノグラフ

SS
cal. venus150
スナップバックケース
文字盤はGALLETであるが、GALLET製の時計ではない。後年、文字盤だけGALLETのものに置き換えられたものである。理由は、ムーブのブリッジにGALLETの刻印が無いこと、GALLET製ならテンプ受けにJXRの文字があるはずだが、このムーブはWXHになっていること。文字盤にWATERPROOFの文字があるが、ケースは全然防水仕様ではない。この文字盤は、4つビスケースのモデルに使用されているもので、それなりに価値のあるものである。

3レジスタ トリプルカレンダー クロノグラフ

SS
cal.Valjoux72C
スナップバックケース
日付、曜日、月のカレンダーが付いた複雑なモデル。
残念ながら文字盤は書き換えであるが、かなり上手に書き換えされている。よく、明らかに書き換えであるのに、オリジナルと称して販売している店があるので注意が必要である。

3レジスタ 回転ベゼル付き クロノグラフ

SS
cal.Valjoux72
スクリューバックケース
Valjoux72を搭載したモデル。Valjoux72はあらゆるメーカーに搭載されており有名なところでは、ROLEXのDAYTONAもValjoux72を搭載していた。個人的には、一番好きなムーブである。理由は、リセットハンマーなど各パーツが細くて繊細な形状であること。Valjoux72と比べると、venusやuniversalは無骨な感じがする。

2レジスタ 縦目 クロノグラフ

SS
cal. venus140
スナップバックケース
珍しいvenus140を搭載したモデル。裏蓋をから見たムーブはすっきりしているが、クロノグラフ機構は、文字盤側にある。時計部分がダイアルの上側にあるのが特徴である。

2レジスタ 縦目 クロノグラフ

SS
cal. venus140
スナップバックケース
上記モデルのポケットウオッチ版である。

2レジスタ 縦目 クロノグラフ

SS
cal. venus140
スナップバックケース
ぱっと見ると上記モデルと全く同じに見えるが、上記モデルはクロノグラフのボタンが1つなのに対し、こちらのモデルはボタンが2つある。おそらく販売当初は1ボタンであったが、バージョンアップで2ボタンになったと思われる。

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