1級時計技能士の賞状

1級時計技能士の賞状をもらってきた。
合格者は、賞状を時計組合まで取りに行かなければいけない。
賞状と金のバッチをもらった。バッチは2級は銀色だが1級は金色。どこで使うんだ?

今年の大阪時計学校の生徒数は7名と少ない。去年は定員ぎりぎりの15名だったから約半分だ。
ヒコミズノに生徒が流れたのかな。
私のとき生徒は4名しかおらず、休校寸前だったので、今年も無事開校できてよかった。
今年の生徒さんも頑張ってくださいね。

1+

ネジ

実際にトゥールビヨンの設計をしてみると、ネジをたくさん使うことが分かった。
分かっているだけでキャリッジ部分に15個も使う。最終的にはネジを減らす設計にするか、チタンネジにしないとマズイと思う。

ジャンク時計のネジを集めてもよいが、ちょうど良いサイズのネジを15個も集めるのは難しい。
しかし、M0.4、M0.6、M0.8サイズのミニチュアネジをインターネットで調べても、ほとんど販売されていない。
時計用ネジでネットを検索しても、時計の裏蓋やメガネ用のM1以上のプラスネジしか探せない。
ミニチュアネジ.jpというサイトでM0.6のネジが販売されているので、それを購入しようと思う。
プラスネジだけど・・・。
マイナスネジで、M0.4、M0.6、M0.8のいろんな長さが入ったセットがどこかに売っていないのかなぁ。

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トゥールビヨンの設計をしてみた

トゥールビヨンの設計をしてみた。
一応、時計オタクを自負しているので(笑)構造はだいたい頭に入っている。
インターネットで調べた情報を参考にしながら、半日くらいでそれらしい絵は描けた。

ボールベアリングを使ったフライングトゥールビヨンとした。
理由は、ベアリングを使った方が、キャリッジ部分が多少重たくても大丈夫そうな(気がする)のと、高さを抑えるのが目的だ。
ボールベアリングはアマゾンで外径4mm、高さ1.2mmのサイズが売っているのでこれを使おうと思う。

ユニタスの部品をできるだけ使用するやり方で設計した。
アンクルはイングリッシュレバー風の加工が必要だ。またガンギ車は車を反転する加工が必要だ。
4番車は、真ん中部分を除去する加工を施し、地板に固定する。

地板のクリアランスとアンクルやガンギ車の寸法は、実物をノギスで計測しただけなので、精度は低い。
幸い、高さ方向は柱を削るだけで調整できるので、調整は現物合わせでできるはずだ。

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リバースエンジニアリング2

ムーブメントの地板をスキャナーでスキャンして寸法を計測する。
定規もスキャンして寸法を合わせてみたが、場所によって寸法が違う・・・。
やはりスキャナーでは精度の高い取り込みはできないようだ。
とりあえず、ムーブメントの表と裏をスキャンして計測し、さらにノギスで実物を計測し、それらしい寸法を求める。
たぶん精度は低いので見直しが必要だと思う。
やっぱり投影機が必要なのかなぁ。

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次のステップ

時計制作、次のステップに進む。
順番としては香箱受けあたりをつくるのが筋だと思うがいきなり飛躍する。
トゥールビヨンをつくってみようと思う。
ユニタスの輪列をベースに、地板と受けを自作し、オリジナルムーブメントをつくろうかとも考えたが、なんかワクワクしない。
無謀だと思うが、とにかくやってみる。

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ズレた原因

1度目の製作は3番車の位置のズレでNGとなったが、ズレた原因を調べようと思う。
設計ミスなのか、あるいは加工精度の問題なのか。
計測は、投影機を使えばいいのだが、すごくでかそうなので買っても置くところが無い。
そこでスキャナーを使うことにした。
家庭用の普通のスキャナーだが、高解像度ですごくキレイに取り込める。知らなかった。

スキャンした画像をCADに取り込み、寸法を計測してみる。
左から、CADの設計図、今回作成した部品、見本となる元の部品である。

うん、だいたい設計通りできている気がする。
見本と比べると、目視レベルで3番車の位置がズレているのが分かる。
一方で、少し歯車が斜めになったアンクルの位置を見ると、百分の一レベルで見本と同じだ。
うーんよくわからない。
つまり、見本通り設計しても、穴はずれるということか。
やはり現物合わせで、地板と受けを一発で加工するのがよさそうだ。

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なぜ自分で時計を作りたいと思ったのか

なぜ自分で時計を作りたいと思ったのか。
理由は、自分が欲しいと思える時計は高くて買えないから。
市販されている時計に、不満があるから自分でつくるわけではない。
もし好きなだけ時計が買える財力があれば、そんな欲求は生まれてこなかっただろう。

小学生のころ、バス釣り用のルアーを手作りしたのも同じ理由からだ。
ヘドンやラパラといった海外製のルアーの価格は、おこづかいの1カ月分に相当したのでとても手が出なかった。
幸い自宅には、端材、ニス、アルミ箔、針がね等、ルアーを作る材料があったので、コストをほとんどかけず、海外製ルアーの模倣品をつくることができた。

同じく小学生のころ、勉強しなくなるという理由で、ファミコンは買ってもらえなかった。どっちみち勉強しなかったが(笑)
お年玉をためてパソコンを買ったが、それで全財産を使い果たしたので、ゲームは買えなかった。
それでもゲームをしたかったので、パソコン雑誌を買って、自分でゲームを作った。
このときの経験が今の仕事に(多少は)活かされていると思う。

時計修理の技能を身に付けたのも、時計の修理代金がもったいないから。
某R社のバルジュー72の時計を日常的に使用していたが、だいたい2年に1回おかしくなった。
巻真抜け、角穴車の破損、ゼンマイ切れ、ネジ込み竜頭の空回り・・・など。
修理の度に5万円ほどの出費は必要だったので、これなら自分でやろうとなった。

お金が無いけど欲しいという欲求は、創造力を生むための必要な原動力である。
改めて、子供に何でも買って与えるのはやめようと思った。

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組み立てる

外周の薄皮は、アルミ箔レベルの薄さなので、ヤスリで簡単に除去できる。
なぜかピンが設計より細い。

表面のネジ穴をボール盤でザグリ加工する。
本来ならCNCで両面加工すべきだが、それはまたの機会ということで・・・。

穴石を入れる。
穴のサイズは、石のサイズより0.02mm小さくしたが、穴が大きすぎて石が留まらない。
0.1mmくらい小さくした方がよさそうだ。
穴締めタガネで穴を小さくすることで、なんとか穴石を固定できた。

ニッパーで切断。

ヤスリでタブ部分を除去する。

地板に装着してみる。ピンとネジ穴の位置はよさそうだ。

歯車を入れてみる・・・ダメだ。
3番車の穴位置がかなりずれている。1mmくらいずれているかも。設計ミスか?
ガンギ車も少し斜めになっている。
穴石の位置は、地板を現物合わせし、ドリルで穴をあける方が良いのかもしれない。

1回目の試作は失敗に終わったが、引き続き挑戦したいと思う。

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