Autodesk Fusion 360

トゥールビヨンの設計は2次元CADでやっている。理由は3次元CADは難しそうだから。

少し時間があったので、Autodesk Fusion 360に挑戦してみた。
Autodesk Fusion 360は、AutoCADで有名なオートデスク社の3次元CADソフトで、ホビーユースなら無料で使えるという、神みたいなソフトだ。マジ神(爆)

3年くらい前の安物パソコンなので、ソフトの起動に5分くらいかかる。一度起動したらそんなに遅くない。
操作は視覚的で、説明書を読まなくてもだいたいの操作は分かる。分からないところだけ、ネットで調べればなんとかなる。
図面はクラウドに保存されるようだ。

で、作図したのがこちら。3次元CADの初心者でも、1日弱でここまで描ける。
ただし、テンプやガンギなど部品は、ユニタスの3次元データがあるので、それを利用している。(このユニタスのデータ。寸法は正確ではないと思うが、使えなくはない。)

3次元CADは難しくない。
しかし、製作→設計ミス発見→図面修正→切削データ作成 を、ぱっとできるのは、使い慣れた2次元CADの方だ。
やっぱり2次元CADがいいや(笑)

BULOVA ROYAL OAK

BULOVA ROYAL OAK
ジェラルドジェンタがブローバに在籍していたときにデザインしたと言われている、もう1つのロイヤルオークだ。
不動品をヤフオクで1万円くらいで購入。

ベゼルが完全な8角形ではなく、縦に長い8角形だ。
ロイヤルオークとパテックのノーチラスのいいとこどりと言えなくもない。(笑)
ケースやベルトのつくりは、なかなか良く、本家と比べて見劣りしない。
しかしこの時計・・・何か物足りない。理由は針が細いのと、文字盤がフラットだからだろう。

クオーツの回路がお亡くなりになっていた。
ムーブメントはESA 944.111。e-bayを見たら同じムーブの時計はあるが、あんまりお金はかけたくない。さらに調べてみると、ESA 944.111は、ETA 2852とカレンダーまわりの部品が同じみたい。
在庫にETA 2852系があったので、ESA 944.111と比べてみると、ムーブメントの直径や厚みが同じだ。驚くことに、カレンダーの位置、文字盤の足の位置、3針の穴のサイズ、さらにキドメの位置まで同じだ。クォーツと手巻きで互換性があるとは。
で、手巻きムーブに置換した。ぴったりはまった。ついでに、オリジナルの竜頭は手巻するには小さすぎたので大きめの竜頭に交換した。

トゥールビヨン キャリッジの組み立て(2回目)-1

キャリッジ2回目、いい感じだと思ったが・・・固定した4番車とガンギ車との間隔が大きすぎた。
他にも細かい設計ミスがあったので、新たにキャリッジをつくりなおす。
主要部品はCNCで切削できるので、電子レンジでチン感覚ですぐに部品がつくれる。
シンプルな切削なので、2つの部品の切削時間は20分程度だ。
時計旋盤でつくる部品は、デジタルゲージの効果で、簡単に1/100の精度でつくれる。
さて、今度はうまくいくだろうか。

この写真は失敗作