時計修理技能士1級の実技試験を受験した-1

先日2月19日に、時計修理技能士1級の実技試験を受験した。
結果はまぁ後ほど述べるとして、試験内容を整理したいと思う。
試験内容は、あらかじめ渡される試験問題をアップしてもいいのだが、著作権上アレなので、概要だけまとめたいと思う。
―――試験概要―――
平成28年度 時計修理技能士1級 実技試験内容の概要
クォーツ時計と機械式時計の2つを分解組み立てする。
制限時間は4時間30分。

■クォーツ時計
機械は、セイコーのV743(7N43)
これをバラバラに分解し、洗浄して組み立てる。
分解した際、コイルブロックのコイル抵抗を測定する。
他に測定すべき項目は、電池電圧、消費電流、歩度である。
電池電圧は持参したテスターで、消費電流、歩度は会場にある測定器で測定する。
また巻真交換が必要。新しい巻真が支給されるのでそれの長さを調整して交換する。

■機械式時計
機械は、セイコーの7S26 セイコー5に入っている機械である。
これもクォーツと同様に、バラバラに分解し、洗浄して組み立てる。
測定すべき項目は、歩度、方振り幅である。
これらは持参したタイムグラファーで測定する。
歩度性能として文字盤上下で±10秒/日に調整が必要。

■持ち物
全ての道具を持参しなければいけない。
一般的な修理道具だけでなく、照明、タイムグラファー、テスター、裏蓋開閉器の持参が必要である。
なおタイムグラファー、テスター、照明は下記を使用した。


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