G-Simple

G-SimpleというフリーのCAMソフトで切削データを作成した。

G-Simpleは、日本語化されており、書籍があり、操作は簡単で、無料のソフトである。まさにいいことずくめ。
Gコードを自動的に作成してくれるので、初心者向きの良くできたソフトだと思うのだが、私の使用条件では機能が不足しており、結論としては使えないという判断をした。
1つめの機能不足は、タブ付きの切り抜きができないこと。タブとは、材料を切削して制作物を切り抜く際、全部切り抜くと制作物が飛んでしまうため、プラモデルみたいに足を付けて飛ばないようにするためのもの。ポケット加工で外周だけ加工する設定にすれば、切り抜き加工はできるし、自分でタブっぽい絵を書いてポケット加工すればいいのだが、イマイチうまくいかない。
2つめの機能不足は、島加工をすると、ワーク(材料)全体を削ろうとするので、無駄な切削が多く、また全体が削られるのでワークを固定することができない。
3つめの機能不足は、ツールパス(切削するエンドミルの経路)がまっすぐしか作成されないので、切削の効率が悪いこと。
ちゃんとしたCAMは渦巻き状に切削してくれるが、G-Simpleはまっすぐだけなので無駄なZ軸の上げ下げが多い。


結果としてはCut2DというCAMソフトを採用することにした。
Cut2Dは次回説明する。

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