久しぶりに時計づくりを再開した

久しぶりに時計づくりを再開した。
なぜ時計づくりを休んでいたかというと、金欠で時計修理に時間をとったことと、時計作りのモチベーションが続かなかったからだ。
時間をかけて部品をつくったのに、それが失敗作となると、モチベーションが続かないのだ。

今回は設計を大幅に見直した。
ユニタスに収まるよう、トゥールビヨン・キャリッジのサイズを小さくした。
また、前回の設計ではトゥールビヨン・キャリッジの柱部分は、時計旋盤を使って別途作成していたが、今回は一体型にした。
一番の理由は、浅岡さんの設計がそうなっていたからだが・・・他の理由として、柱を圧入するときの精度にばらつきが出るので、それを解消したいのと、製作時間の短縮である。
時計旋盤で1/100mmの精度で柱を3本作って圧入するのに、なんだかんだで3時間くらいはかかる。
で、それが失敗作になると、モチベーションは一気に下がるのだ。
CNCの切削でも1時間半くらいかかるが、切削中は、ひと眠りしたり、ヤフオクで時計を探したり(笑)自由にできるので、その差は歴然である。

で、つくったのはこちら。
上部の柱が大きいのはウェイト(重し)を意識している。

今回の加工で、改めて認識したのは、CNCの加工精度だ。
円柱が上にいくほど細くなっている。
また、柱の先の細くなっている部分の小さい丸が完全な丸にならない。
原因は不明である。エンドミルをロングタイプに変えてみたが、改善されない。
現在は1mmのエンドミルで仕上げ加工をしているが、さらに細いものに変えたり、切削速度を下げたりすると改善されるかもしれない。

とりあえず、上にいくほど柱が細くなっても問題ない設計に変更した。切削はまだしていない。

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