機械式時計の注油-3

機械式時計の分解掃除を引き続き行う。

前回うまくいかなかった、テンプの受石への注油だが、コツがわかってきた。
途中で、角穴車のネジ穴を潰してしまったが…(汗)、なんとか組立と注油が完了。

組みあがって、まず異常を感じたのは、竜頭が逆回転できないこと。
原因は、カンヌキ、ツヅミ車とキチ車の間への注油ができていなかったこと。
輪列以外への注油も大切である。

タイムグラファーで計測してみる。
テンプの振り角は、姿勢が文字盤が下の状態では270度位あるが、姿勢を竜頭が下の状態にすると200度ちょっとしかない。
ばらす前は、300度越えてたもんな・・・。

注油ミスやホコリが原因である。
というわけで、再度洗いなおしと。

組立は、1日訓練すれば誰でもできるが、注油は奥が深いことを改めて感じた。

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