まずは、掛け時計や、目覚まし時計の脱進機の調整方法を学習した。
続いて、クラブツース脱進機の模型を使って、アンクルの出爪、入爪を出し入れすることで、どのような変化があるか学習した。
第1停止量、第2停止量の違いがよくわかる。
それにしてもこの模型、よく出来ているなぁ。
次に顕微鏡を使って、実際の時計の脱進機の動きを確認する。
この顕微鏡は、拡大したものをテレビに映すことのできるスグレモノ。
そのままでは、脱進機の動きが速くて分からないので、テンプの動きを指で止め、少しづつ動かしながら確認する。
最後は元セイコーの方の脱進機に関する講習を録画したビデオを見た。
脱進機の刻音をシンクロスコープで見て状態を確認している。
脱進機の話だけで何時間も語れるであろうすごい人だ。
このような人がセイコーのスイス天文台コンクールでの優勝を導いたのであろう。