午前中は、先生が使っているピンセットの説明。
ベテラン職人は、ピンセットを必要に応じて使い分ける。
たぶん20種類以上あったと思う。
どれも感心しっぱなしだが、特に欲しいと思ったのは、受石をつかむピンセット。
私は、受石をよく飛ばしてしまうので、これだと安心だ。
もちろん市販はされておらず、先生の手作りだ。
午後からヒゲゼンマイの直し方の授業。
ヒゲゼンマイをピンセットだけで直す人もいるが、ピンセットでヒゲぜんまいを押さえ、極細のサグリ棒で押す方が失敗が少ない。
実際にやってみたがすごく難しい。集中力のいる作業だ。
慣れていないと、よけいにヒゲゼンマイを傷めることになるのだ。