午前中はツツカナ締めを製作した。
妻折れヤットコの先をヤスリで削って製作する。
最後に焼き入れ、焼き戻しをする。焼き戻しは、アルコールランプでワラ色になるまで熱するが、少しタイミングを間違えると青くなってしまう。
午後からは機械式時計の分解組み立てをする。
ショックバネの入れ方を教わる。とても細かい作業だ。
よくこんな細かい部品を製造できるなと感心。
ショックバネは立てた状態で入れないと入らないのだ。
時計学校のこと、時計づくりのこと
今日は学校を休む。
ヤットコを削って、ベルトのコマを調整する工具を作成したとのこと。
時計の分解組立の授業でなくてよかった。
分解組立の授業は、1日でも休むと、みんなから遅れた感じがしてあせる。
わけあって写真が公開できないが・・・
今日は上代5万円以上の時計に搭載されている、ちょっと特殊なクオーツの分解組立を行う。
部品点数が通常のクオーツより多く複雑である。
たぶんシンプルな機械式より部品点数は多いかも。
でもこんなの序の口で、もっと複雑なクオーツもあるとのこと。
例のごとく、カンヌキ、オシドリまわりの組立と、輪列受けをきちんと挿入するのに苦労したが、それさえできれば、あとはカンタン。
それから、先生からいろいろな業界の話も聞けて楽しかったです。
機械式時計の分解掃除を引き続き行う。
前回うまくいかなかった、テンプの受石への注油だが、コツがわかってきた。
途中で、角穴車のネジ穴を潰してしまったが…(汗)、なんとか組立と注油が完了。
組みあがって、まず異常を感じたのは、竜頭が逆回転できないこと。
原因は、カンヌキ、ツヅミ車とキチ車の間への注油ができていなかったこと。
輪列以外への注油も大切である。
タイムグラファーで計測してみる。
テンプの振り角は、姿勢が文字盤が下の状態では270度位あるが、姿勢を竜頭が下の状態にすると200度ちょっとしかない。
ばらす前は、300度越えてたもんな・・・。
注油ミスやホコリが原因である。
というわけで、再度洗いなおしと。
組立は、1日訓練すれば誰でもできるが、注油は奥が深いことを改めて感じた。
今日は授業の一環で、近江神宮の漏刻祭に参列した。
天智天皇が日本で初めて水時計を設置したことをたたえ、毎年、時の記念日である6月10日に行われるのが漏刻祭である。
境内には水時計の模型や火時計などがある。

火時計は、線香が燃え進むことで糸が切れ、糸の先に付いている玉がお皿に落ちた音て時を知らせる。
なんと日ロレ寄贈!


漏刻祭の様子。各メーカの代表者が参列している。
最新の時計を神社に寄贈したりする式典がある。

続いて時計宝物館に行く。なんと境内に時計博物館があるのだ。
ROLEXの機械を分解したものや、懐中時計、大名時計、クロックなどが展示されている。
特に必見なのは、皇室の方が使用されていた時計。
他ではなかなか見ることができないと思うし、ヤフオクには絶対に出ないだろう。(笑)


最後に近江時計学校を見学した。近江神宮内に学校がある。
3年制の学校で、ヒゲぜんまいの調整や歯車製作などなんでもやるようだ。
1年目はボンボン時計と目覚まし時計だけで、腕時計はやらないそうだ。
こっち(大阪)の学校では、いきなり機械式を分解したけど・・・。
近江神宮は、時計好きなら一度は訪れる価値あるかも。