ロンダ・ロンダ♪

朝イチでいつものシチズンをする。
構造は完全に頭に入っているので、分解10分、組み立て・注油は20分でできる。
少し前まで一日かかっていたよな。

午後からお洒落な(笑)ムーンフェイズの時計をやる。
ロンダというメーカーのムーブが入っている。いちおースイス製だ。
初めて聞くメーカー名だが、結構有名らしい。

次にセイコーの古い時計をやる。
かなり古いタイプで、右上の金色のネジを調整することで、日差を調整できる。
今のムーブにはない、重厚な作りだ。

スケルトン時計の製作-5

スケルトン製作もいよいよ終盤。メッキ作業だ。
トリクロエンに入れて十分脱脂してから、メッキ装置に浸ける。
浸ける時間は、小さい部品で10秒程度、大きい部品でも20秒もあれば十分だ。
すぐに金色になる。
浸けすぎると、黒くなるので注意が必要である。
ついつい、もっと金色になれ!、と浸けすぎてしまう。

きれいな金色になった。

午後から時間が余ったので、その辺に転がっている時計(笑)の分解組み立てをする。

針入れの製作

午前中は、シチズンのムーブを分解組み立てする。
初めてやるムーブだが、シチズンのムーブはどれもほとんど構造が変わらないので楽勝だ。
反対に、セイコーのムーブは、種類により構造が全然違う。
同じ時計なのに、なんでここまで変える必要があるの?と言いたいほど違う。(笑)
修理する立場からすると、シチズンの方がありがたい。

午後からは針入れを製作する。
一流の時計師は、ほとんど道具を買わない。作れるものはすべて自分で作るのだ。
時計旋盤でプラスチックの丸棒を鉛筆みたいに削る。
削るのは難しいがすごく楽しい。クセになりそうだ。(笑)
時計旋盤は、自宅でも購入したいのだが、キリコの掃除が大変そうだ。

シケラックを溶かす道具

アンクルの爪石の接着剤(シケラック)を溶かす道具を製作する。
鉄の板を削って、もんじゃ焼きのコテみたいなの(笑)をつくる。

使い方はそのコテをアルコールランプで十分に熱し、
火から離したあとアンクルを乗せる。
すると、シケラックが柔らかくなるので、ピンセットで爪石を調整する。
書くのは簡単だけど(笑)、すごく細かい作業だ。

入れ歯

入れ歯の練習をする。
入れ歯と言っても人間のではなく(笑)、クロックの歯車である。

まずは歯車の不良部分を削る。

続いて真鍮の板をちょうど良い大きさきに削り、はんだ付けする。

最後はヤスリで削って歯車の形にする。
かなり細かい作業だ。
実際に使えるかテストしていないが、初めてにしてはまずまずではないだろうか。(笑)

極小クォーツと防水試験

午前中は、前回やった極小クォーツ2J31Aを再度分解組み立てする。
相変わらず小さくてやりづらいがなんとか完了。

午後から防水試験の実習をする。


この防水試験機は、圧縮した空気を送り込み、ケースの微妙な歪を感知し、防水性能を調べる。
送り込むのは空気なので、防水不良があってもムーブに影響はない。
この機械、50万円位するらしい。本当に時計の検査機は高い。


こっちも先ほどと同じ仕組み。セイコーの銘が入っている。


こちらは水を入れて試験する。
右のレバーでシュポシュポ(笑)と空気を送り込む。
この機械のメリットは、どこから空気が漏れているか分かること。
デメリットは、防水不良があった場合水が入るので、ムーブを取り出さなければいけないこと。
この機械が一番シンプルで分かりやすいかも。

クオーツ3連発

1発目はシチズン6031。前回、余裕と思ったけど、結構忘れていた・・・。

2発目はセイコー3421。学校のガラ置き場から拾ったやつ(笑)。
古いムーブなのでネジが多くて複雑だ。
最後にローターのホゾを折ってしまい、部品も無いので、THE END・・・。

3発目は、因縁のセイコー7N。
今回はケースに入っているものを分解掃除する。
先日やったETAに比べるとカレンダーまわりの構造がシンプルだ。
日付&曜日の機能は同じなので、ある意味7Nはすごい。

ETAクオーツ

ETAクオーツを分解掃除する。
まずはレディースモデルをやる。
相変わらず、オシドリ押さえとオシドリジャンパーに苦戦する。

次は金色のゴージャスなケースに入ったディオールの時計を分解掃除する。
この時計にはETAクォーツのメンズモデルが入っている。
当時は結構高価な時計だったのだろう。